和歌山市の
「楽しみながら音楽の基礎と表現豊かな演奏力が身につく」
吉田ピアノ教室です。
発表会では、長い間あたためてきた曲を、本番で「失敗せずに練習の成果を発揮し成功させたい」誰もがそう思って、練習すると思います。
ですが、発表会本番で本来の力を発揮できずがっかりした経験をしたという方も多いのではないでしょうか?
この記事では、発表会本番で成功するための練習の仕方や注意すべきことについて説明します。
私自身そして生徒たちのたくさんの発表会の経験から大切な4つのポイントをお伝えします。発表会を成功させたい方のお役に立てると幸いです。
*もくじ*
上手く弾けないところはそのままにしない
「よくつっかえる」
「上手くいく時もあれば、いかない時もある」
「表現がしっくりこない」など
上手く弾けない箇所は、まず、なぜうまくいかないのか原因を突き止めます。
そして、その原因を解決するように目的意識をもって十分に【部分練習】して、不安をなくしておくことが大切です。
本番で安定感をもって演奏に集中することができるからです。
【部分練習】をすることなくそのままにしておいて、本番でうまく弾けたら奇跡です。
練習順序を工夫する
練習する時、いつもなんとなく最初から弾いている人は多いのではないでしょうか。
聴き終えて、「素晴らしい!」と感じる演奏には、感動の余韻があります。
曲の始まりももちろん大事ですが、クライマックスからエンディングが曲全体の印象を左右します。
曲が後半になるにつれて雑になったり、エンディングで失敗すると、残念な印象になりますよね。
いつも最初から弾いていると、練習の集中度が前半に偏ってしまいます。
そして、本番では練習が十分でないところに焦りが出て雑になりがちです。
練習順序を工夫して、本番でエンディングまで集中力を切らさず弾き切れるようにすると、感動の余韻を残すことができます。
本番の状態を想像して対策する
発表会でピアノは、ほかの楽器と違い自分の楽器で演奏することができません。
そして、家のお部屋とは違い、広い空間で弾くため、いつもの響き方とは違います。
楽器のタッチの感触、音の響き方、場の雰囲気がいつもと違います。
その違いが集中力が整わない原因になることもあります。
ですので、練習で本番の状態を想像して対策することが大切です。
特に楽器は、おうちでアップライトピアノや電子ピアノで弾いている場合
レッスンの時、グランドピアノでどんなタッチ、バランス、響かせ方で弾くかよく感触を確かめ、
おうちで注意して練習しましょう。
できれば、本番前グランドピアノを借りて練習するとよいです。
対策することで、本番で焦らず、練習の成果を発揮し聴く人に伝えたい音楽を届けることができます。
自分の演奏を客観視する
発表会の経験で、ピアノは格段にレベルアップします。
それは、自分の演奏について『聴く立場』で考えるようになるからです。
(演奏力を高めるには、自分の演奏を客観視しながら改善していくことが必要不可欠です。)
同じ曲を練習し続けていると、「できているつもり」になりがちです。
*最初に曲から感じたイメージが人にも伝わる演奏になっていますか?
*思い描く音で弾けていますか?
自分の演奏を録音をして冷静に聴いてみると、発見がいっぱいあります。
改善点が見えてきて演奏がレベルアップします。
まとめ
ここまで、【ピアノの発表会を成功させるための練習の仕方の4つのポイント】についてお話してきました。
・上手く弾けないところは、そのままにせず部分練習して不安を取り除いておく
・練習順序を工夫して、本番で最後まで集中力を切らさず弾ききれるようにする
・本番の状態を想像して対策することで焦らず練習の成果を発揮できる
・自分の演奏を客観的に聴いて改善し演奏のレベルを上げる